ズボラ美容ナースの女磨きブログ

miii@スキンケアアドバイザー

■トマトの美容効果■

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私の祖母は今年84歳になりましたが、年齢の割にびっくりするほどお肌が綺麗です。

年齢相応の深いシワこそあるものの、ピンとハリがありつややか。

冬以外は一日の大半を外で過ごしており、日焼け止めを使用していないのにも関わらず、目立つしみは一つもありません。

 

どうしてだろう・・・と考えてみた結果、一つ思い当たることが。

 

それはトマトを毎日食べているからではないかということ。

 

祖母は毎年自分の畑で様々な野菜を育てているのですが、その中でもトマトは多く育てており、「好きだから」と毎日(本当に毎日!笑)食べているのです。

 

そのトマトがお肌にどのように影響するのでしょうか。

ということで今回は夏らしい爽やかな酸味がある食材、トマトの美容効果について調べてみました。

 

 

✔ トマトといえばリコピン

✔ リコピンとは

✔ 抗酸化作用って?

✔ リコピンの一日の目安摂取量

✔ 効果的にリコピンを摂取する方法

✔ トマトの選び方

✔ 保存方法

✔ おすすめのトマトジュース

 

 

トマトといえばリコピン

リコピンが体にいい」と聞いたことがある人は多いのでは。

リコピンを多く含む野菜の代表格が真っ赤なトマトです。

他にもピンクグレープフルーツ・スイカ・あんず・柿・にんじん・マンゴー・パパイヤなどにも含まれています。

含まれるリコピン量はトマトに負けてしまいますが、トマトが苦手な方も別の食材から摂取することができますね。

 

 

リコピンとは

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リコピンを含む野菜の代表といえばやっぱりトマト。

天然色素リコピンは、植物などに含まれている赤色や黄色、オレンジ色の色素成分である「カルテノイド」のひとつ。β‐カロテンなどの仲間です。

 

またカルテノイド色素には抗酸化作用が認められていましたが、カルテノイドの中でもリコピンには非常に強い抗酸化力作用があり、同じく抗酸化作用で知られるβ‐カロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上に匹敵します。

このようにリコピンは抗酸化作用が高く、近年注目されている栄養素のひとつなのです。

 

 

ちなみに妊娠中や授乳中の女性がリコピンを摂取すると、母乳を介して赤ちゃんにもいい影響があることがわかっています。

 

 

抗酸化作用って?

抗酸化作用とは体内の活性酸素を消去する働きのこと。

活性酸素というのは普通の酸素と比べ、細胞を酸化させてしまう力が非常に強い酸素のことをいいます。

酸化というのは、物質が酸素と結び付く現象の一種で「錆び」のイメージ。

日頃から私たちの体内でも酸化が起こっています。活性酵素はもともと人間の体内に侵入する細菌などを退治したり、化学物質を無毒化する役割を持っているのですが、体内で活性酸素が過剰になると、身体の正常な組織まで傷つけてしまうのです。

この酸化が進むと皮膚や筋肉の細胞の衰えにつながり、肌のたるみや中年太りなどの老化を進めます。

わかりやすく言うと、酸化とは「老化」のことであり、抗酸化作用とは「アンチエイジング作用」のことです。

リコピンはこの活性酸素を消去する作用が強く、がんや老化などの予防に効果があると言われています。

もともと体に備わっている活性酵素の除去機能が正常に働いていれば問題ないですが、ストレスや喫煙などの生活習慣も活性酵素が生じる原因に。

そのため、抗酸化作用のある食品を利用した酸化対策が注目されているのです。

 

 

紫外線を浴びるとしみやそばかすができやすくなりますが、これも活性酵素が関わっています。

前途した通りリコピンには活性酵素を消去する働きがあるため、メラニン色素の生成を抑え、コラーゲンを生成しシミやシワを防ぐ効果があります。

気になる毛穴にもトマトは効果的。毛穴詰まりはないのに毛穴周辺が黒ずんでいるメラニン毛穴は、紫外線や肌のターンオーバーの乱れによりメラニン色素が沈着したもの。

ここはシミ対策と同じく、トマトを摂取。

さらにパプリカ・ケール・パセリなどのビタミンA・C・Eのベース食材をプラスして美肌ケアをしましょう。

 

 

リコピンの一日の目安摂取量

特に定められてはいませんが、一日15㎎程度を目安にしましょう。

Lサイズの生トマトだと約2個分、トマトジュースだと1缶(約150ml)分になります。

 

 

効果的にリコピンを摂取する方法

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リコピンは熱に強いので、炒めたり煮込んだりしても成分はそれほど減少する心配もありません。それどころかリコピンはもともと油溶性(油に溶けやすい性質)があり、油を使う調理法によって、体内への吸収率がぐんとアップします。

オリーブオイルなどと一緒にトマトソースにしたり、シチュー、スープ、パスタなどとして調理するのがいいでしょう。

また、加熱したりピューレにすることによってトマトの細胞が壊され、よりリコピンが吸収されやすくなります。

トマトジュースやトマトピューレ、ケチャップなどの加工品を利用するのも効率よくリコピンを摂取するよい方法です。

 

また乾燥させると、水分が蒸発することでリコピンが濃縮され、同じ重さなら生のトマトより10~15倍に増えます。

ドライトマトを炒め物や煮物に使ったり、そのまま食べたりサラダのトッピングにしてもいいでしょう。

 

★いつ摂取するのがいい?

リコピンは、朝に摂るのが一番吸収されやすくおすすめです。

さらに牛乳と組み合わせると、牛乳の脂肪分によってリコピンの吸収が高まります。牛乳をかけたシリアル&トマトジュースという組み合わせなら、忙しい朝にもぴったりですね。

また、トマトを食べたあとは小腸から吸収されて全身を循環し、6~8時間後に肌の細胞まで届くそう。なので夜にトマトを食べておくと、紫外線にさらされる朝までにお肌に届いてくれるため、日中の紫外線対策になります。夜トマトもおすすめです。

 

朝晩の2回摂取するのが理想ですが、それぞれのお肌の悩みや翌日の予定などに合わせて摂取のタイミングを調整してみるのもいいですね。

 

 

トマトの選び方

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・角張っているものや凸凹があるものは、中に空洞ができていたり、ゼリー状の部分が多いという傾向があります。

出来るだけ丸みをおび、ツルっとしているものを。

 

・肩の部分やそのまわりの張りが良く、固くしまったものが新鮮。しおれていたり、黄色っぽくなっているものは、鮮度が落ちている証拠です。

 

・実の部分の色ツヤが良く、ハリが良いのは新鮮な証拠。

 

・皮全体の色が均一でムラがなく、よく色づいて赤みを帯びたものの方が完熟に近い状態で収穫されており、甘みが強い傾向にあります。

 

・同じ大きさぐらいのものなら、手に取ってずっしりと重いものの方が実が詰まっていて甘く、軽いものは食感が硬いことが多い。

 

・トマトのお尻の部分から星形の白い線が放射状に伸びているもの。(スターマーク)

お尻の先から上のヘタに向かって何本も放射状に筋が見えるものは、与える水分を減らして糖度が上がっているトマトなので、筋がたくさん入っていれば買いです。

また、その白い線が均等で濃く、大きいほど甘みがある良いトマトの印です。

逆にスターマークなしのものは酸味が強めのトマトの可能性が高くなるので、トマトの使い道や好みによって選び分けてみるのもいいでしょう。

 

もぎたての新鮮なトマトのヘタは緑色でピンとしています。ヘタの緑色が濃く、ピンとしているものが新鮮です。乾燥してヘタが縮れていたり枯れているものは、収穫をしてから時間が経ち鮮度が落ちていると言えます。

 

・傷があるものは傷みやすいので避けましょう。 

 

・皮に小さな白い斑点がでているものは甘みが薄れていたり、水っぽいものが多いです。

 

スーパーで全ての条件を満たすトマトを探すのは難しいかもしれませんが、一つでも多く当てはまるものを探してみましょう。

また、スーパーでも午前中にお買い物に行ってみたり、近くに産直があればそちらのほうが見つかりやすいかもしれません。

 

 

保存方法

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皮に緑色の部分が残っているトマトはまだ完熟前のものといえます。

熟し方が足りない場合は常温で保存し、追熟させましょう。常温で保存すると青いトマトは赤く熟します。

赤く完熟させてからビニール袋に入れて口を止め、冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

季節にもよりますが、青いトマトは追熟するまでに約3日~5日ほどかかります。

完熟した後は、一般的な赤いトマトと保存期間は同じです。

また、追熟に適した温度は10~15度前後と言われているため、夏場の常温保存は避けましょう。

 

完熟してヘタの付け根まで真っ赤なトマトは、ポリ袋に入れて口を止めるか、ぴったりとラップをして、冷蔵庫の野菜室に。

しっかりと口の部分を閉じのがポイントです。

必ずおしりが潰れないようにヘタを下向きにして入れておきましょう。

冷蔵庫で保存したトマトの保存期間は、10日程度が目安です。

 

赤いトマトはすでに完熟しているので、常温保存はNG。

ただし冬場なら常温保存をすることが可能です。その場合には10度以下になる場所で常温保存をしましょう。

冬場に常温保存をした赤いトマトは、1週間程度であれば新鮮な状態で食べることが可能です。

冬場でも室温が10度を超えてしまう場合は、冷蔵庫の野菜室で保存してください。

 

トマトは冷凍できるため、長期保存する場合は冷凍がおすすめです。

トマトを丸ごと冷凍する場合には、きれいに洗ってヘタを取り除き、水分はしっかりと拭き取ります。

包丁でヘタの部分をカットした場合には、切り口をしっかりとラップで覆い空気から守りましょう。

その後フリーザーバックにいれて冷凍庫へ入れます。フリーザーバックには、できるだけ空気が入らないようにしましょう。

 

冷凍トマトは生食よりもソースやスープに使用するのがおすすめ。加熱してから食べるお料理に変身させましょう。解凍後水にさらすと、簡単に皮がむけるメリットもあります。

冷凍したトマトの賞味期限は2か月ほどが目安です。保存状態がよければ半年程度もつことも。

 

スライスしたりカットしたトマトの場合は、空気に触れると乾燥してしまうので、しっかりとラップに包みましょう。

タッパーに入れて保存する方法でも構いません。空気から守った状態にして、冷蔵庫で保存しましょう。

二等分など大きめにカットしたトマトの保存期間は1週間が目安です。

スライストマトや、小さいカットトマトは空気に触れないように保存すれば3日~5日程度もちます。

 

 

おすすめのトマトジュース

 トマトジュースは作る過程で加熱処理されており、細胞も壊されているためリコピンを摂取するのに有効です。

私が実際に飲んで美味しかったトマトジュースを紹介します!

個人的に食塩無添加が、トマトそのものの甘さが楽しめて好きです。

 

 ★カゴメ 食塩無添加


 

 

デルモンテ 食塩無添加


 

 

デルモンテ リコピンリッチ


 

 

 ★伊藤園 理想のトマト


 

 

 

 

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いかがでしたか?

 

祖母のお肌の秘密に気づいてから、私もできるだけ毎日トマトジュースを飲むようにしています。

数か月でお肌のつやがよくなった気がしており、アラサーの現在目立つシミはありません。

(ちなみに中学、高校と部活はテニスをしており、日焼け止めを使用していなかったのでいつシミが出てくるかひやひやしながらとりあえずはここまできました・・・)

 

継続して摂取し、つるっとした白いお肌を目指しましょう!

 

 

 

miii